背景・目的
現在のロケット打上げによるペイロード輸送の形態に加え、二地点間高速輸送や宇宙旅行といった帰還を前提とする新たな輸送サービスの広がりが予測され、将来の宇宙輸送市場は大規模に成長することが見込まれています。軌道上から地上への帰還の際は、超音速で大気圏に再突入することになり、その際に生じる衝撃波により機体表面が高温となるため、機体はこの空力加熱に耐えるための熱防護システムを装備する必要があります。
一方で、再使用を謳ったスペースシャトルではこの熱防護システムの点検及び再整備のしにくさが運用性を大きく下げ、退役に追い込まれる結果となりました。民間事業として高頻度運用が想定される二地点間高速輸送や宇宙旅行には、点検や再整備が容易な熱防護システムの実現が必要となってきます。また、民間利用に向けては輸送の低価格化を進める必要があり、機体の製造費や運用コストを抑えるために熱防護システム部品にも低コスト性が求められます。しかしながら、現在、国内外で大気圏再突入時に利用される熱防護システムは、耐久性が低い素材の採用等に依っているため再使用性が低く、運用費が高価な状況にあります。
以上を踏まえ、本テーマでは、高い再使用性を備えた熱防護システムの実現に向け、新たな耐熱部品を用いた低コストな熱防護コアシステムの試作や点検・再整備などを容易にするための基盤技術開発を行います。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
公募説明動画
宇宙戦略基金事業 公募説明
宇宙戦略基金事業 公募説明
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提出先
本事業は、府省共通研究開発管理システム「e-Rad」にて応募を受け付けます。
詳細はこちら をご確認ください。
採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年7月10日
公募締切 2026年9月24日(正午)
一次審査(書面) 2026年10月上旬から11月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年11月下旬から12月中旬
審査結果 2027年1月頃
背景・目的
通信や観測等の衛星利用ニーズの高まりにより、静止軌道における高性能・高信頼性の大型衛星から、低軌道における衛星コンステレーションまで、国際競争が激化するとともに、ユーザや市場、社会課題による衛星に対するニーズ変化に柔軟かつ迅速に対応することが求められます。こうした中、近年、海外では政府主導で衛星の開発や製造におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)に取り組んでおり、開発サイクルの高速化や量産化がすでに実用段階に至っています。一方、国内においては、これまでの政府プロジェクトで、高度なミッションを確実に遂行する高い品質(取得データの質、機器・システムの信頼性等)を実現してきた高い開発能力を有しているものの、各衛星メーカが個社ごとの経験やノウハウに基づく独自の手法やプロジェクトごとに手法を設定することで衛星開発・製造を実施しており、プロセスの標準化や効率化が課題となっています。また、衛星の部品・コンポーネントの適用においても、各衛星メーカや個別プロジェクトごとに仕様が分かれていることから、個別調整・検証等の対応に工数が生じています。これにより、特に中~大型衛星は価格・工期で競争力を失いつつあります。将来的には超小型・小型衛星においても、開発サイクルの高速化や量産化の観点で 同様の懸念が想定されます。
衛星コンステレーションと中大型衛星の組合せによる価値の増大等も考えられる中、今後、我が国の衛星メーカ等がニーズ変化に柔軟かつ迅速に対応し、持続的に成長を遂げるためには、上記の課題を解決し、中大型衛星含めた衛星システム全体の競争力強化に資する開発基盤の獲得が急務です。こうした中、我が国は、これまでの個別ミッションで培ってきた開発・製造に係る技術的蓄積を有するとともに、JAXAを中心に、MBSE(Model Based Systems Engineering)/MBD(Model Based Design)、デジタルツイン等のデジタル技術の活用及びそれを前提とした衛星の開発・製造プロセスの刷新に向けた検討が進められています。こうした強みを生かし、上流から下流までの開発・製造プロセスを刷新し、衛星開発・製造におけるQCD(Quality, Cost, Delivery)の向上を図り、国際競争力を底上げしていくことが重要です。
本テーマでは、サプライチェーンを含めた衛星システム全体のうち、協調領域について、複数種の衛星間におけるアーキテクチャ・インターフェース・モデルの標準化やデジタル技術を活用した開発・製造プロセスの標準化に取り組むとともに、事業拡大を目指す国内衛星メーカが、これらを活用し衛星開発・製造プロセスの効率化に取り組むことを後押しします。
資料
公募要領
提案書様式(A)
提案書様式(B)
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2(委託)
提案書様式9 別紙2(補助)
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価
※委託契約に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
※参考資料の提供について
公募要領に記載の「衛星サプライチェーンの構築・革新のための横断的な仕組みの整備に向けたFS」の成果概要をまとめた参考資料について、本テーマへの応募を検討している事業者向けに提供します。
テーマへの応募意思を有し資料提供を希望する場合は、基金事業全般に関するお問い合わせ窓口 までご連絡ください。
なお、当該資料は公募要領に定める提案要件を満たすことを確認した上で、JAXAから個別に送付します。
また、提供した資料は、本テーマへの応募検討にのみ使用するものとし、第三者への開示、配布、転載その他応募検討以外の目的での利用を禁止します。
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宇宙戦略基金事業 公募説明
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提出先
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年7月10日
公募締切 2026年9月3日(正午)
一次審査(書面) 2026年9月上旬から10月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月中旬から11月中旬
審査結果 2026年12月頃
背景・目的
近年、月面探査や輸送等の月面ミッションが世界的に活発化しており、月・地球間通信を支えるインフラの重要性が急速に高まっています。我が国においても、宇宙戦略基金による支援もあり、今後数年の間に、LUPEXミッション(2028年~)、水資源探査ミッション(2028年~)、小型ランダ(2028年、2029年~)、月通信測位衛星(2029年~)、月面科学ミッション(2029年~)、HTV-XG(2031年~)、有人与圧ローバ(2031年~)、中型月着陸実証ミッション(2035年~)をはじめ、民間企業によるミッションも含め、数多くの月関連ミッションが予定されています。
こうした月面活動において、まず必要とされるのが電力と通信であり、月・地球間の通信へのニーズは高まっています。特に今後、月面活動では探査機や着陸船が収集する膨大なデータを地球に送信する必要性が高まることが見込まれます。一方で、月・地球間の通信を担う地球局のインフラについては、大容量の通信需要に対応可能な設備が極めて限られており、既存の設備は月・火星探査等のミッションで利用され通信帯域がひっ迫しているなど、質・量ともに著しく不足しています。そのため、先述のとおり月ミッションが数年後に多く予定されている現状において、我が国が自在に活用できる月・地球間通信インフラの確保は急務です。
また、NASAにおいては、2024年12月末までに、月面活動のため、月・地球間通信、LNSS(月測位システム)を含む計7,000億円の民間通信サービスの調達を実施しています。月・地球間での常時通信のためには、地球局が世界全体で3局は必要であるところ、NASAが月・地球間通信に求める通信仕様(LEGS仕様)を満たす地球局について、アジア圏での整備計画は現時点では確認できていません。世界の月関連市場は2040年までに累計約1,700億ドル(約27.3兆円)に達すると見込まれており、グローバルな月通信市場獲得に向けた機運は更に高まることが見込まれます。
こうした状況の下、宇宙戦略基金を活用して令和6年度より実施された「月-地球間通信システム開発・実証(FS)」において、月・地球間における大容量かつ高精度捕捉・追尾等が可能なアンテナを備えた地球局の技術的成立性や今後予定されるミッション等への適合性等が確認されました。
これらを踏まえ、本研究開発では、我が国として月・地球間の通信インフラを構築することで、月面活動の円滑化、月・地球間における通信の自律性の確保及び国際的な月通信市場の獲得を図ります。具体的には、月と地球間において月探査等の月面ミッションに必要な大容量通信を可能とする地球局及び当該地球局を活用した月・地球間通信システムの開発・実証に対して補助を行います。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
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宇宙戦略基金事業 公募説明
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月・地球間通信インフラの実現に必要な地球局の開発・実証
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提出先
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月26日
公募締切 2026年8月27日(正午)
一次審査(書面) 2026年9月中旬から10月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月下旬から11月下旬
審査結果 2026年12月中頃
背景・目的
宇宙通信分野は、宇宙活動の中でも特に市場規模が大きく、今後の成長が期待される分野です。中でも商用通信・個人向け通信は2035年まで年平均16%・12%という非常に高い成長率が見込まれています。
衛星通信サービスの提供には、地上との安定した通信を支える衛星搭載アンテナが不可欠であり、その性能は、通信サービスの範囲と品質に直結し、衛星通信サービスの国際競争力を左右します。特に、スマートフォンとのダイレクト通信の商用化等により対向の地上端末が小型化していることに鑑みれば、高出力・高精度を担保した衛星搭載アンテナの開発等が進展することで、スマートフォンとのダイレクト通信の高速・大容量化はもちろん、衛星IoT端末を活用した衛星通信の社会実装等、新たな様態の衛星通信サービスの創出にもつながると想定されます。このため、国内外の衛星通信オペレータからは、衛星搭載アンテナについて高出力・高精度化、軽量化・搭載性の向上等の高度化に向けたニーズが高まっています。
これらを踏まえ、本テーマでは国内外の衛星通信オペレータのニーズに対応し、次世代の衛星通信(例:高速・大容量な衛星ダイレクト通信)を実現するための革新的な衛星搭載用アンテナ技術の開発・実証を支援します。これにより、高度化された衛星搭載用通信アンテナやその部品・コンポーネント(以下「衛星搭載アンテナ等」という)を我が国事業者がいち早く市場に投入し、国際競争力ある宇宙関連産業の創出を目指します。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
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宇宙戦略基金事業 公募説明
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次世代衛星通信を実現する革新的衛星搭載アンテナの開発・実証
次世代衛星通信を実現する革新的衛星搭載アンテナの開発・実証
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提出先
本事業は、府省共通研究開発管理システム「e-Rad」にて応募を受け付けます。
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月26日
公募締切 2026年8月27日(正午)
一次審査(書面) 2026年9月中旬から10月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月下旬から11月下旬
審査結果 2026年12月中頃
背景・目的
2030年の国際宇宙ステーション(ISS)運用終了後(ポストISS)、これまで政府で所有・運用されてきた地球低軌道(Low Earth Orbit, LEO)拠点は民間主体の運用への移行が計画されており、今後は民間主導での地球低軌道利用の進展が見込まれています。宇宙ステーション内を利用した技術実証・研究開発市場は、2040年には現在の約3.5倍の3500億円規模になるとの試算もある中、我が国においても様々な主体が地球低軌道利用に参画し、経済圏を構築しながら宇宙空間から地上に裨益するバリューチェーンを形成していくことが重要です。
裾野拡大のためには、地球低軌道利用を自社事業化するまでに必要な実証回数や資金面のハードルの高さが課題となっています。これを解決するため、例えば、軌道上システムに対して模擬度の高い環境を物理的及びソフトウェア上で再現し、構想段階で検証サイクルを回して事業成立性を事前に確認できる環境を構築することや、宇宙実験に向けた研究・装置開発を支援することが重要です。
そこで本テーマでは、(A)宇宙実験に向けた研究・装置開発による宇宙実証の加速、(B)低軌道実験シミュレーション等の利用促進のための技術開発を一体的に推進していきます。(A)において非宇宙含めた産業界のビジネス技術実証を支援し、これをさらに加速させるために(B)を構築し、地球低軌道経済圏の構築を目指すものとします。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
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LEO利用促進技術
LEO利用促進技術
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月26日
公募締切 2026年8月27日(正午)
一次審査(書面) 2026年9月上旬から10月上旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月中旬から11月中旬
審査結果 2026年12月頃
背景・目的
月面や小惑星、彗星に存在する水資源や鉱物資源等の獲得は、今後の人類の宇宙空間での活動における大きなコスト低減効果等を与え、宇宙機等の継続的な利用にもつながるとともに、地球上での希少性から高い商業的ニーズも見込まれており、産業創出を見込んだスタートアップ企業が多数立ち上がるなど世界的に注目が集まっています。また、官民による持続的な月面探査活動の進展を見据え、月面サンプルリターンに係る要素技術の獲得・促進も求められています。
他方、近年、天体の地球衝突のリスクへの対応の必要性が世界的に認識され、プラネタリーディフェンスとして国際的な活動に発展しています。さらに国際的な動向として、今後、衝突の恐れがある未知の小惑星等の多数の発見が見込まれることから、衝突予測や回避の方法を探るために、小惑星等への高頻度な接近及びその場での特性分析を可能にする技術の開発が期待されています。
このような背景の下、我が国はこれまで小惑星探査機「はやぶさ」による世界初の小惑星への軟着陸・サンプルリターンの成功や、効率的な探査を可能とする超小型探査機技術の研究開発の積み重ねといった、他国にはない小惑星探査におけるアドバンテージを持っています。しかしその一方で、我が国は、米国、中国等が既に有する、月面サンプルリターンに必要な技術の獲得には至っていません。
以上を踏まえ、本テーマでは、我が国の特色ある先端技術を、非宇宙分野を含む産業界等との連携を通じて発展させ、(A)資源的利用価値が高い、または地球衝突リスクが高いなど任意の小惑星等への高頻度の即応的接近・採掘等を可能とする革新的な技術開発・実証、及び(B)月面サンプルリターンに必要な要素技術の開発を行うことで、宇宙資源産業への早期参入を促進し、国際的な競争上の優位性の獲得を目指します。
資料
公募要領
提案書様式(A)
提案書様式(B)
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
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宇宙戦略基金事業 公募説明
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月・小惑星等の宇宙資源活用に向けた技術
月・小惑星等の宇宙資源活用に向けた技術
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提出先
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月12日
公募締切 2026年8月6日(正午)
一次審査(書面) 2026年8月中旬から9月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月上旬から11月上旬
審査結果 2026年12月頃
背景・目的
宇宙空間における活動が急速に拡大する中、衛星コンステレーションなどによる宇宙機やスペースデブリなどの軌道上物体の増加による軌道上の混雑化により、衛星とスペースデブリの衝突や衛星同士の衝突などのリスクが増大し、宇宙交通管理(STM)の実現に向けて国際的な機運が高まっています。現時点では、宇宙交通管理及び宇宙状況把握(SSA)に関する国際ルールや運用の枠組みは未整備ですが、国際的な議論や技術開発が加速する中、他国主導の枠組みが形成され、我が国の事業環境に影響を及ぼす可能性があります。
我が国は軌道上物体の追跡、データ解析について高い技術力を有しており、政府主導で軌道上物体のカタログ化が進められていますが、現状、国内組織が取得できる軌道上物体データ、SSAサービスだけでは、衝突回避の実現には不足しています。そのため、海外のブラックボックス化されたSSAサービスに依存せざるを得ません。こうした状況は、国際的なルール形成への十分な関与を困難とするばかりか、将来の国際的な運用枠組みにおいて能動的な立場を取れず、自国の衛星コンステレーション運用の自律性を脅かしかねません。これらの課題を解決し、自律性を確保するためには、自前で観測することができる実用的な観測システムやデータ基盤、さらにそれらを活用した解析アプリケーション等を整備し、海外から提供されるデータを活用しつつもその信頼性を自国で検証(trust but verify)し、比較・突合できる能力を持つこと、また自国のサービスを国内外に展開することで国際的な信頼も獲得し、国際ルール形成に能動的かつ継続的に関与することが重要です。
また、衝突回避を含め、実際に衛星を安全かつ効率的に運用していくための運用技術の獲得も重要です。現在我が国においては、衛星運用事業者ごとに衛星運用基盤を持ち個別に運用を実施しており、1機ごとの運用については高度な技術を有している反面、第1期技術開発テーマ「商業衛星コンステレーション構築加速化」等により政府が民間事業者の衛星コンステレーションの構築・拡大に向けた取組みを進める中、複数衛星の運用技術についてはさらなる高度化が必要です。特に今後、運用機数が増えるにつれて必要な運用リソースが大幅に増加することを踏まえると、国内のリソースを最大限活用するため、複数の衛星システムの、統合的な運用能力の獲得が有効と考えられます。
このように、複数の衛星システム間の連携含め、衛星機数が増加する中で複雑化する事業環境において、我が国の民間事業者が自社のアセットを守りつつ、国際的な信頼を維持し持続的に事業を拡大するためには、衛星運用やSTMにおけるデータ共有・リアルタイム連携が不可欠となりますが、これらはサイバー攻撃の対象となり得る重要なインフラであるため、衛星システムと地上システムを含む宇宙インフラ全体のサイバーセキュリティ強化が求められます。現状、衛星コンステレーションの拡大や民間宇宙利用の加速により、サイバー攻撃の脅威が広範囲に広がり、生成AIを活用した高度な攻撃や未知の手法も容易に試行されるなか、国内外で多数のセキュリティインシデントが発生しており、個々の事業者の対策だけでは限界が生じているため、業界横断的な脅威モデルや検証環境の構築・利用普及により、産業全体での対応力強化や人材育成を促進することが急務となっています。
このため、本テーマでは、STMに資する商用SSAデータ基盤と衛星統合運用基盤について、民間事業者自らが国際市場において自社のサービスを強化・拡張し、持続的に発展していくサービス提供モデルを確立していくために必要な技術開発・社会実装を支援することで我が国としての自律性を早期に確保するとともに、衛星システムと地上システムのリアルタイムな連携が増える中、不可欠となるサイバーセキュリティの確保のための取組を進め、宇宙交通管理を見据えた自律性の確保を目指します。
資料
公募要領
提案書様式(A)(B)
提案書様式(C)
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2(委託)
提案書様式9 別紙2(補助)
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
ステークホルダー評価に関する説明会資料 ※2026.7.17 掲載
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宇宙交通管理を見据えた自律性確保に資する事業化加速
宇宙交通管理を見据えた自律性確保に資する事業化加速
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提出先
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月12日
公募締切 2026年8月6日(正午)
一次審査(書面) 2026年8月中旬から9月中旬
二次審査(ヒアリング) 2026年10月上旬から11月上旬
審査結果 2026年12月頃
背景・目的
民間事業者によるロケット開発が進展し、再使用ロケットや大陸間二地点間輸送を含めた新たな宇宙輸送システムの実現により、我が国全体のロケット打上げが増加した場合には、これらのロケット打上げ運用に対応する地上システムの更なる拡充が求められます。拡充が必要な地上システムの機能としては、例えば、打上げ射点機能、飛行中のロケット追尾機能、ロケットの回収・再整備機能等があります。しかし、国土に限りのある我が国にとって、これらの機能を陸上に整備することを前提とした場合、ロケットの飛行経路設定の柔軟性の低さが、打上げシステム運用上のボトルネックとなっています。
こうした中、地上システムを構成する設備を洋上に展開することで、ロケットの飛行経路設定の柔軟性の向上や打上げ能力の増強により打上げシステムに係る様々なボトルネックが解消され、国際競争力のある新たな打上げサービスの展開が期待できます。
そこで、本テーマでは、打上げシステムへ適用可能な洋上活用に係る技術開発を行い、洋上を活用したロケット打上げサービスの実現の見通しを得ることにより、将来の多様な宇宙輸送に対応するための技術基盤の構築と洋上環境における打上げシステム実証の加速を目的とします。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
公募説明動画
宇宙戦略基金事業 公募説明
宇宙戦略基金事業 公募説明
VIDEO
打上げシステムへの洋上活用技術
打上げシステムへの洋上活用技術
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提出先
本事業は、府省共通研究開発管理システム「e-Rad」にて応募を受け付けます。
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年6月12日
公募締切 2026年8月27日(正午)
一次審査(書面) 2026年9月上旬から10月下旬
二次審査(ヒアリング) 2026年11月頃
審査結果 2026年12月頃
背景・目的
宇宙基本計画(令和5年6月閣議決定)にて、高頻度な打上げやより安価な打上げ価格を実現する宇宙輸送システムを基幹ロケットと民間ロケットを通じて構築していくことを将来像として掲げており、これまで、文部科学省では革新的な研究開発を行うスタートアップ等の有する先端技術を社会実装に繋げるための大規模技術実証(中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)宇宙分野(事業テーマ:民間ロケットの開発・実証)、以下「文科省SBIR」という。)を通じて、2027年度をターゲットに、衛星等の打上げが可能な民間ロケットの開発・飛行実証に取り組むなど、国際競争力のある民間ロケットの実現に向けた技術開発支援が行われてきています。加えて、民間資金においても、民間ロケットの技術開発が進展しています。
こうした中、民間ロケットの事業化初期段階においては、打上げ失敗の可能性が一定程度の高さで存在しており、衛星事業者等の打上げ需要にとって、資金面、スケジュール面でのリスクが大きいといえます。また、資金面のリスクを低減するために活用される打上げ保険等が付与されない、または付与できたとしても保険料率が高く設定されるといったこともあいまって、衛星事業者等からの打上げ需要の十分な獲得が困難となっています。このように民間資金が許容できないリスクによって、民間ベースでは打上げの成功実績を積み重ねることが難しくなっています。そのため、信頼性の向上及び競争力の獲得が進まず、打上げ需要の十分な獲得ができない状況が続くという悪循環に陥ることが懸念されます。さらには、実際に打上げが失敗した際に、迅速かつ継続的に次の打上げに取り組んでいくことができないことも懸念されます。一方、米国のVenture-Class Acquisition of Dedicated and Rideshareや欧州のFlight Ticket Initiativeなど、海外では民間ロケット打上げ事業者に対して政府による支援制度等を講じて競争力を高めている状況にあります。
我が国においても、民間ロケットの成功実績の積み重ねと信頼性向上及び競争力の獲得の好循環を実現するとともに、失敗リスクに果敢に立ち向かい、歩みを止めることなく迅速かつ継続的に挑戦することを後押しし、民間ロケット事業者が直面する困難な状況を打開することが不可欠です。以上を踏まえ、事業化初期段階にある民間ロケット打上げ事業者に対して、複数回の打上げを通じた、打上げサービス拡充に向けたシステム機能の開発・実証や信頼性向上・低コスト化・運用性向上に向けたロケットの設計・製造工程の改良といった開発・実証を支援することで、民間のイノベーション力を生かした国際競争力のある輸送サービスの早期事業化を実現し打上げ能力を確保するとともに、持続的な成長、継続的なイノベーションの創出を可能とすることを目指します。
資料
公募要領 公募要領・提案書の一部修正について (2026年5月22日)※必ずお読みください。
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
本公募の公募説明動画(後日掲載する「民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)」)では、公募要領及び提案書の補足説明をしています。公募説明動画を閲覧したうえで提案書を作成いただくようお願いいたします。
公募説明動画
宇宙戦略基金事業 公募説明
宇宙戦略基金事業 公募説明
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民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)
民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)
VIDEO
提出先
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採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年5月15日
公募締切 2026年7月16日(正午)
一次審査(書面) 2026年7月中旬から9月上旬
二次審査(ヒアリング) 2026年9月頃
審査結果 2026年10月頃
背景・目的
2030年の国際宇宙ステーション(ISS)運用終了後(ポストISS)の地球低軌道(Low Earth Orbit, LEO)は、米国事業者による商業宇宙ステーションが運用される予定であり、候補として既に複数の事業者が名乗りを上げているなど、低軌道利用サービスの提供主体が官から民へと移行します。地球低軌道を周回する宇宙ステーションでは、定期的な軌道高度維持やスペースデブリ衝突回避のために定期的に軌道高度変更(リブースト)を行う必要があります。特に、スペースデブリ衝突回避のためのリブーストは短時間のスラスタ噴射で軌道高度を変更する必要があります。
宇宙ステーションに対してリブースト機能を提供するためには、自律的制御のもとで宇宙ステーション側の航法誘導制御(GNC)系と連動しながら推力を発生させ、スペースデブリ回避のために数分程度のスラスタ噴射で数百トンの質量を持つ宇宙ステーション(参考:ISSの質量が約420トン)の軌道高度変更をするための大推力推進系を開発する必要があります。
このようなリブースト機能は、宇宙飛行士安全やシステム維持の観点で宇宙ステーションを運用するにあたって必要不可欠な機能です。これを効率的に提供できる能力は、宇宙ステーションのロバスト性向上や効率的な宇宙ステーション維持運用を可能にする点で、LEO拠点に対する貢献度や国際競争力を高めることが可能であるといえます。本技術開発テーマにおいては、これらの達成に向けた技術開発に加えて、月や月以遠の深宇宙補給船・探査機に対して速度増分(ΔV)を与える自律的な機能、あるいは商業宇宙ステーションに対して速度減速させ軌道上廃棄(大気圏再突入)させる機能への発展も見据えた技術開発を目指します。
資料
公募要領
提案書様式
提案書様式7 別紙1
提案書様式9 別紙2
提案書様式9 別紙2 作成要領
提案書様式10 別添1
ステークホルダー評価 ※2026.7.8 差替え
※補助金交付に関する詳細は「契約・補助関連」ページ をご覧ください
募集期間中に、資料の追加および更新がなされる場合がございます。
本事業への応募を想定する事業者は、本サイトの定期的な確認をお願いいたします。
公募説明動画
宇宙戦略基金事業 公募説明
宇宙戦略基金事業 公募説明
VIDEO
LEO拠点リブースト技術
LEO拠点リブースト技術
VIDEO
提出先
本事業は、府省共通研究開発管理システム「e-Rad」にて応募を受け付けます。
詳細はこちら をご確認ください。
採択決定までのスケジュール
公募開始 2026年5月15日
公募締切 2026年7月9日(正午)
一次審査(書面) 2026年7月下旬から8月下旬
二次審査(ヒアリング) 2026年9月上旬から10月上旬
審査結果 2026年11月頃